こんにちは。藤沢店で管理者をしている久永です。
この度、ポーラスターの逗子店と藤沢店でトレーニングマシンの入れ替えを行いました。
これまで長年にわたって活躍してくれた旧型マシンたちを見送りつつ、新しく導入されたのは、アルプス社製の最新機種。
逗子店には「チェストプレス」「レッグプレス」「アブダクター&アダクター」「ラットプルダウン」の4機種、そして藤沢店には「レッグプレス」「アブダクター&アダクター」「ラットプルダウン」の3機種をそれぞれ導入いたしました。
すでに、ご利用者さまからも驚きと喜びの声が上がっています。
「今までのマシンと全然違って、動かしやすい」
「終わったあとに、体が軽くなる感じがする」
実際に見て、マシンに触れていただくと、違いはすぐに実感できるのですが、今回のブログでは、少しだけ“何がどう変わったのか?”をお伝えしたいと思います。


筋トレだけがリハビリじゃない
まず、今回のマシンの大きな変化は、“ネガティブ動作”に対応している点です。
ネガティブ動作とは、筋肉を引き伸ばしながら力をかける動きのこと。
たとえば、荷物をゆっくり下ろすときのように、「戻す動き」にも力を使うイメージです。
これまでのマシンでは、この「戻す動き」がサポートされずに、“押して終わり”“引いて終わり”という単純な繰り返しにとどまりがちでした。
しかし、今回導入したマシンでは、押して、戻す。引いて、戻す。
この「戻す」にも丁寧にアプローチできるようになっています。
そして、実はこの“戻す動き”が、筋肉にとって非常に大切な刺激とストレッチ運動を与えてくれます。
筋肉は、引き伸ばされる時に微細な損傷(破壊)が起こります。
それが自然に修復される過程で、筋肉はより強く、しなやかに生まれ変わります。
つまり、筋肉が鍛えられるのは「上げる時」ではなく、「ゆっくり戻す時」こそが本当の勝負どころです。
特に高齢者のリハビリ運動では、重たいものを持ち上げる筋トレのような運動よりも、このストレッチのような丁寧な動きが安全で効果的なアプローチになります。
筋肉を鍛えるためというよりも、筋肉をじっくり伸ばし、動きの幅を広げていく、そうやって「一回一回をゆっくり丁寧に動かすこと」ができるのが、今回導入したマシンの大きな特徴になります。
大事なのは力強さよりも、「しなやかさ」
私たちはリハビリという言葉に対して、つい「鍛える」「強くする」というイメージを抱きがちです。
ですが、実際にたくさんのご利用者さまと向き合っていると、実は“強くなること”よりも、“固まっていた体がほぐれていくこと”の方が生活の中で実感できる変化は大きくなります。
たとえば、
「立ったままズボンを履けるようになった」
「車に乗るとき、腰をひねるのが楽になった」
「ちょっとした段差につまずかなくなった」
こうした声の多くは、ご本人の“筋力がアップした”からではなく、“体の可動域が広がった”もしくは、“体を動かしやすくなった”ことで、自然とできるようになった日常動作です。


取り組む姿勢も前向きに
トレーニングに使用するマシンが変わっただけで、何がそんなに違うの?
そう思われる方もいるかもしれません。
でも、実際に毎日ご利用者さまと向き合っている私たちにとって、その違いはしっかり伝わってきます。
たとえば、ご利用者さまがトレーニングに取り組む姿勢。
今回、導入したマシンはかなり本格的な仕様になっているため、好奇心や興味を持っていただけることが多いです。
「うわー!なんだか、すごそう」
「これを使えるなら、やってみようかな」
今まで苦手意識を持たれていた方でも、積極的に手を伸ばしてくださる方が増えたように思います。
もちろんスタッフのサポートは必要になりますが、一歩進んで“楽しんでやれる”という姿勢が生まれることは、リハビリの第一歩だと思います。
「いつまでも自分らしく、この街で暮らし続ける」
その想いをカタチにするために、そして、そこに寄り添う私たち自身も、常に進化していかなければと感じています。
リハビリトレーニングは、短期間で変化が見えにくい分、“本当に効果が出ているか”を判断するのが難しい分野でもありますが、ストレッチ動作を取り入れて、少しずつ体が動きやすくなることで、生活のしやすさや、外出への意欲につながっていくと思っています。
もし、この記事を読んでくれている方で、
「今回どんなマシンが導入されたのか、実際に見てみたい」
「ご利用者さんがどのように使っているのか気になる」
そんな風に思っていただけたなら、ぜひ一度、見に来ていただければと思います。
逗子店でも藤沢店でも、どちらでも最新マシンの様子をご案内させていただきます。
それでは、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも、より良いトレーニングが行えるように、スタッフのみんなで全力サポートをしていきたいと思います。
管理者 久永