こんにちは、ケアスタッフの宮本です。
いつもポーラスターブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、私たちポーラスターはメインとなる「運動プログラム」の入れ替えを3ヶ月に一度のペースで行っています。
そして、プログラムの変更前には必ず事前研修を実施して、スタッフ全員が安全にプログラムを提供できるように理解を深め合っているのですが、今日は4月から6月まで実施していた内容について少し紹介したいと思います。
きっとまだ、
ポーラスターってどんな場所だろう?
どんなトレーニングをするのだろう?
と、私たちのことを詳しく知らない方もいると思いますので、ちょっとでも興味を持っていただけるようにと思い、今後はこうした発信も増やしていきたいと思います。
では、さっそく
今回のテーマは「トイレに必要な動作を鍛える」です。
さて、突然ですがクイズです。
私たちが毎日のようにお世話になっている「トイレ動作」には、一体どのくらいの数の動作が含まれていると思いますか?
(シンキングタイムです)
正解はなんと「11動作」もあるんです。
実は、私自身も事前研修を受けるまでこんなに多くの動作を行っていたなんて気付きませんでした。(正直5つくらいだと思ってました汗)
トイレ動作というのは
1、尿意・便意を感じる、ところからがスタートです。
そして、
2、トイレまで行く
3、トイレの扉を開く
4、蓋を開く
5、ズボンやパンツを下ろす
6、座った状態で用を足す
7、拭く
8、ズボンやパンツを上げる
9、蓋を閉じる
10、水を流す
11、ドアを閉める
主にこうした流れになります。
実は私たちがいつも行っている「トイレで用を足す行動」には11個の動作を必要としていたわけです。
そして、
今までなら一つ一つの動作を頭で考えなくても無理なく(おそらくは無意識的に)体が動いていたという人でも、中には持病やお体の状態、また筋力の低下などが原因で一つの動作に思った以上の時間が掛かってしまう、といったことも出てきます。
やはり高齢になるとどうしてもトイレの不安は増えてしまいます。
だからこそ、
ポーラスターでは、こうした「トイレの失敗や不安」を克服するために11の動作を基礎練習から実践練習に分けて3ヶ月間トレーニングをしています。
例えば、1週目は「柔軟性」に着目をしています。
具体的には、
日頃から使っている「関節」を痛みなく動かせる状態(関節の機能をスムーズに使える状態)にするための練習を行います。
練習にはバランスボールやゴムボール、または柔らかい発泡ポリエチレンのスティックなどを使うこともありますが、ご利用者の皆さんが自宅でも引き続き練習ができるようにタオルや洗濯バサミなどご家庭でも用意がしやすい物を使った練習方法も用意しています。
1週目の「柔軟性」に始まり、2週目の「筋力をつける」3週目の「バランス能力」そしてラスト4週目の「動ける体作り」までを、トイレ動作の運動プログラムとしてご利用いただいている皆さまに提供しています。
もちろん、
これらの運動プログラムはポーラスター専属の理学療法士が監修をしてくれているのですが、事前研修で教わる知識量の多さと、私たちの質問に対する対応力、回答力の幅広さにはいつも驚かされています。
といったわけで、
ポーラスターで実施していた4月から6月の運動プログラムのご紹介でした。
この次のプログラム(7月から9月)内容は「階段昇降訓練」を行っていますので、また事前研修で学んだ内容をこちらのブログでもご紹介したいと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。
それでは、また!