スタッフの声

スタッフ紹介③

【新しい場所で、新しい自分との出会い】

「こんにちは、今日はよろしくお願いします!」

ちょっと緊張した面持ちながらも、にこやかに迎えてくれたのは、ポーラスター株式会社の鵠沼店で2025年4月から管理者として活躍している石田さんです。

穏やかな物腰ながらも、言葉の端々からは仕事への熱意と真摯な姿勢が伝わってくる好青年の石田さん。

魅力たっぷりな彼のことを、もっと多くの方に良く知っていただくために、今回はこれまでの彼のキャリアのことや、転職したきっかけ、さらには今の仕事に対する想いなど、少しだけ遠回りをして、でもその分しっかりと自分の道を見つけてきたからこそ語れる彼のストーリーを聞いていきたいと思います。

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まずは入社前のご経歴について教えてください。

2019年の4月にとあるグループホームを運営している会社に就職をして、しばらくは介護職員として入居者様のケアを担当していました。

当時は、右も左も分からない状態から始めた介護の仕事だったので、本当に何も分からなくて、色々迷惑を掛けてしまう場面もあったと思います。

それでも、ご利用者の方々の笑顔に触れて、介護の仕事の温かさを感じていくようになり、3年目にはユニットリーダーを任されるようになり、チームをまとめる役割を担うようになっていました。

そこから、どのような経緯でポーラスターに転職されたのですか?

ユニットリーダーに就任して、最初の頃は前向きに業務にも取り組むことができていました。

ただ、時間が経つにつれて、チームの決まりごとを守らずに自己判断で動く人が出てきたり、入居者様への対応に誠実さが見えなかったりして、ユニットとしての機能がうまく回らなくなってしまうようになりました。

そうなってしまった背景には自分の力不足も影響はしているとわかってはいたのですが、困った状況になっていることを周囲に相談しても全然取り合ってもらえずに、逆にその人たちの業務を押し付けられてしまって…。

夜勤や連勤も続いていたので、どんどん自分の中に不満やストレスが溜まってきて、「これはもう限界だな」と感じるようになっていったんです。

「あと少しだけ頑張ってみよう」

って言い聞かせていたんですが、このままだとパンク寸前というか、心が折れそうだなと思ったので意を決して退職することにしました。

介護の仕事が嫌いになったわけじゃないのに、あの時はただもう本当にしんどくて、しばらく次の仕事を探す意欲は湧いてきませんでした。

それから少し時間が経って、ようやく気持ちも落ち着いてきた頃に「やっぱりもう一度、ちゃんと仕事と向き合いたい」と思うようになり、たまたまこの会社(ポーラスター)の募集案内が目に留まって、思い切って応募することにしました。

当時は、リハビリをメインに行うデイサービスでの勤務経験はありませんでしたが、自分はやっぱり高齢者や介護を必要とする人に関わる仕事で活躍したいと思ったのと、新しい環境で再出発をしたいと思って、この会社を選びました。

初めてのリハビリデイサービスに戸惑いはありませんでしたか?

正直に言えば、不安しかなかったです笑。

前職では身体介護や生活援助がメインだったので、機能訓練のサポートやリハビリトレーニングという分野は初めてでした。

同じ介護の中でも、ご利用者様に対する関わり方やアプローチの仕方が全然違ったので、「本当に自分にできるのかな」と思う毎日でした。

実際にご利用者様とのトレーニングが始まると、ポーラスターのトレーニング指導に求められる基準やスキルは自分が想像していたものより遥かに高いレベルでしたし、これまでの知識やスキルでは歯が立たないというか、全く通用しないので、一度自分の知識や経験をリセットして、ポーラスター基準のトレーニングをゼロから身に付けていく必要があると強く感じました。

それでも、今思うのは「何事も経験してみなければ分からない」ということです。

入社当初、毎日のように戸惑ってしまっていて、周りの先輩たちに心配されていた僕が言うのも何ですが、一歩踏み出して本当に良かったと今では思っています。

入社から現在の管理者という立場になるまで、どんなことに悩んできましたか?

すべてが新しい環境だったので、自分の課題はたくさんありました。

課題だらけです(笑)

まず自分に自信がなくて人に頼ることが上手にできない。そのせいで何でも一人で抱え込んでしまう癖があります。

それに、仕事を誰かに振るのもとても苦手です。

自分でやったほうが早い、ってどこかで思ってしまう性格なんです。でも、それをしてしまうと他のメンバーが成長する機会を作れないし、チームも一つにまとまらないですよね。

他にも、仕事の正確性を重視するあまり、どうしても作業スピードが遅くなってしまうことも課題だと指摘されてきました。

自信を持てないからこそ、ついつい完璧を求めすぎてしまうからだと思うんですが、何かやる時に「間違ってはいけない」と思いすぎて、行動が遅くなってしまう。

そのようなことを何度も上司に指摘されてきました。

指摘を受けて、また自信をなくす、その繰り返しです。

そうした課題をどのように乗り越えてきたのでしょうか?

まだ完全に乗り越えられたとは言えないかもしれませんが、昔に比べると様々な場面で自分の変化を感じられるようになっていますし、少しずつ仕事や物事の考え方が変わってきたと思います。

特に、最初の頃に意識して取り組んでいたのは、まずはポーラスターの一員として認めてもらえるようになること。

そのためには、ご利用者様に必要なトレーニングの知識やスキルをしっかりと身に付けて、早く一人前の運動指導者として通用することを示すことです。

トレーニングの実力を付けていくことで、少しずつ周囲からの評価というか、見られ方を変えていくことで自分の存在感を示していくことができると思います。

そして同時に、

仕事を一人で抱え込まないようにすることも強く意識していました。

もしわからないことがあれば誰か見つけてすぐに聞く。

自分一人の考えにこだわったり、意地を張ったりしない。固執しない。

あとは、誤解を恐れずに言うと、「仕事モード」の仮面をかぶるようにしています。

さきほどもお話しましたが、自分は本当に人に指示するのが苦手なのですが、今は管理者としての“顔”というか、管理者という役割を与えられた役者になりきって、その役に徹するようにしています。 そんな感じで、管理者という立場で仕事をするようになってからは、目先の小さな習慣にも意識を向けて、1つ1つの仕事と向き合う姿勢や考え方を変えていくようにしました。

管理者としてやりがいを感じる瞬間はありますか?

もちろんあります。

ご利用者様から「あなたがいるから、頑張ってここに通えてるのよ」って言っていただけた時は本当に嬉しかったです。

あとは、ケアマネジャーさんから「石田さんがいるなら安心ですね」と言われた時など、直接「ありがとう」と言ってもらえた時や誰かに信頼されている実感が持てた時に、この仕事をやっていて良かったと心から思えます。

これは少し脱線しますが、自分の地元で働けていることも、自分にとっては大きな安心とやりがいに繋がっています。

知っている土地、なじみのある場所で誰かの役に立てていることが嬉しいです。

これからの目標を教えてください。

管理者として、まずは自分が受け持つ事業所の売り上げをしっかりとキープしていきたいですし、さらにそれ以上に(過去最高に)伸ばしていくことを目標にしています。

僕の見た目からはあまり想像されにくいかもしれませんが、数字という揺るぎない結果で会社にもっと貢献していきたい、といった気持ちは他の管理者に負けないくらい強く持っているつもりです。

そして、各事業所の管理者が集まるミーティングの場面では、しっかりと現状を発信して、他の事業所とも連携を取りながら全体のレベルアップを図っていけるようにしていきたいと思っています。

その先の具体的な役割までは明確に見つけられていませんが、自分と同じ時期に入社している管理者の一人が、今すごく活躍している姿にいつも刺激を受けています。

いずれは、僕もその人のように複数の事業所を管理できるような仕事にも取り組んでいきたいと思っています。

最後に、これから入社してくる新しい仲間に伝えたいメッセージはありますか?

まずは、「一人で抱え込まないでほしい」ということです。

私自身がかつてそれで苦しんだ時期があったので、どんな些細なことでも困ったら声に出すことを忘れずにやってもらいたいです。

もちろん、私もその声を聞き逃さないように、しっかりと耳を傾けて話を聞くようにしていきます。

そして次に、「自信がないことでも、まずはやってみる」ということです。

失敗を恐れずに動いてみることの大切さは、実際に動いてみた人にしか分からないものかもしれません。

一つ一つ新しい経験を積み上げてことで、「次はできそう」とか「今度はできるかもしれない」そんな気持ちで仕事をすることが大事だと思います。

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さて、

そんな石田さんのプライベートの素顔に迫る内容は「ポーラスターHPのスタッフインタビュー」で詳しく紹介したいと思います。

引き続きそちらもご期待ください。

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